旧マッケンジー住宅は、旧マッケンジー邸の通称で親しまれている静岡市駿河区高松の海岸沿いに建つ白い壁が美しい洋館で、昭和15年に竣工した故ダンカン・J・マッケンジー、故エミリー・M・マッケンジー夫妻の旧宅です。夫は茶貿易商として茶の販路拡張に尽力し、夫人は社会福祉家として静岡市にゆかりのある人物で、また夫人は静岡市の名誉市民第1号でもあります。
建物の設計は日本各地に多くの作品を残したウィリアム・M・ヴォーリズ。昭和47年の夫人の帰国後は静岡市が所有し、市内に残る数少ない戦前の洋館のひとつとして広く一般に公開しています。