9月10日(土)番町市民活動センターにて、令和4年度「静岡市お茶の学校」第4回講座を実施しました!
第4回講座は、㈱小島康平商店の小島 康平 先生による「お茶屋の仕事」でした。
講義では、「仕入れ・仕上げ・火入れ・ブレンド・ニーズ」の5つが大切であると学びました。
【仕入れ】
茶種、産地、品種、その年の出来を見極めて荒茶を仕入れます。
仕入れ時期は、お茶の生産時期である4月~6月と秋冬番茶の10月あたりですが、販売期間は1年となるため、保存期間も考えながら仕入れを行っていきます。
【仕上げ】
荒茶を煎茶の状態にするためには、大きな葉・茎・粉などをふるいにかけていきます。
荒茶を煎茶と出物(茎茶、粉茶、浮葉)に分ける作業を仕上げと言います。
【火入れ】
ふるいにかけて選別された煎茶は、火入れをして乾燥させます。
荒茶では水分量が約5%であるのに対し、火入れ後の水分量は約3%となります。火入れをすることで香味を引き出します。
【ブレンド】
産地、火入れの強弱、品種など、そのお茶の特徴を活かしてブレンドしていきます。
【ニーズ】
お客様の要望、新商品開発など、それぞれのニーズに合わせた商品をつくっていきます。
また、実習では「茶期」、「仕上げ茶と出物」、「火入れ」、「産地」によるお茶の違いを体験をすることができました。
講義の後半は、小島先生のお店である「小島茶店」で、工場見学をさせていただき、間近でお茶屋さんの仕事を見ることができました!
次回、第5回講座は10月1日(土)「生産現場を知る」です!
※令和4年度「静岡市お茶の学校」の参加申込は終了しています。