本年度、静岡市では海外における「静岡市のお茶」の販路拡大をめざし、様々な事業を展開してきました。
国内の厳しい茶業情勢の一方、海外では緑茶需要が伸びていることから、官民一体で新たな販路を切り拓くために取り組んでいます。
そこで、今年取り組んだ事業を3回に分け、順番にご紹介してきます。
1つ目は、10月に行われたドイツ・ベルリンとイタリア・ミラノにおけるお茶のセミナー。
「静岡市のお茶」を扱う現地茶業者の協力を得て、取引先の茶小売店オーナーやレストラン関係者などへセミナーを開催しました。
ミラノは昨年度のミラノ万博をきっかけとして、ベルリンは日本茶流通の中心地であることから実施しました。
講師となったのは、公募で参加した本市の茶商さん。お茶の「テイスティング」や「利き茶」体験、茶商のブレンド技術である「合組(ごうぐみ)」など、高品質な生産地であるだけでなく、お茶を見極める高い技術をもつ人材の豊富さもPRしました。
茶商さんによるプロの技術に、参加者は高い関心を示していました。
結果として、現地茶業者への「静岡市のお茶」の新規発注を獲得するなど、着実な成果を得ることができました。
次回は「ミラノ・ベルリンプロモーション事業【その② ベルリン・ミラノレセプション】」です!お楽しみに!
ミラノセミナー
茶商さんによる「テイスティング」や「利き茶」「合組」体験。
ベルリンセミナー
茶手揉み実演
ミラノセミナー
熱心な質問が飛び交います。