紅富貴(べにふうき)のお茶が花粉症に効くことは今では広く知られていますが、この紅茶用品種の栽培を日本で初めて成功させたのが、村松二六さんです。
1971年の紅茶の輸入自由化によって国産紅茶の生産が衰退、日本の紅茶は危機にみまわれます。「日本の紅茶発祥の地のお茶を絶やしてはならない。」その思いから、有機栽培による安心安全なお茶づくり、加工に使われる萎凋器や、国内特許を取得している発酵器の独自開発など、お茶の全てにわたって研究を積み重ねてこられました。そのノウハウを求め、全国から訪れる茶農家への指導にも尽力されています。
二六さんの作る紅富貴の紅茶は、輝く紅色、ホットでもアイスでも香りが楽しめるまろやかな深い味で、研究の集大成として高い評価を受けています。ベルギー王室の御用達品にもなっている、丸子紅茶をぜひ一度味わってください。